2019年09月16日

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2017年08月24日 木曜日 19時00分音霊の未来〜 音霊プロデューサーのクレイ勇輝にインタビュー!! 地域とカルチャーについて熱い想いを語る

三浦新聞アンバサダーの鈴木珠友です。三浦市の三浦海岸にて音霊が開催されているのをご存知でしょうか?9月10日まで様々なアーティストが熱いライブを繰り広げています!

そんな音霊を主催している元キマグレンのクレイ勇輝さんに、今回はなんと三浦新聞が独占インタビューすることになりました!

クレイさんの地元に関する「カルチャー」についての熱い思いや、音霊を運営するにあたって辛かった借金時代の話など、裏話しの数々を聞くことができました

クレイ勇輝

■プロフィール

神奈川県 逗子市出身。
幼少期はカナダ、ヨーロッパで過ごし、大学時代はニューヨークのシラキュース大学医学部に入学、後にハワイ大学に留学。
2005年に逗子海岸に海の家ライブハウス(現「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」)を発足。
ボーカル:クレイ勇輝、ギターボーカル:ISEKIの二人組音楽ユニット「キマグレン」として2008年にメジャーデビュー。
代表曲「LIFE」が大ヒットとなり、デビュー年に紅白歌合戦に出場。
現在、株式会社音遊の代表として音霊の運営などを手がける。

音霊

■音霊とは

クレイ勇輝が2005年に逗子で「CLUBEACH HOUSE KANNON」という夏季限定のライブハウス(海の家)を設立し、翌年に「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」と名前を変え、現在のライブイベントにまで発展させた。
逗子から由比ヶ浜(鎌倉市)に場所を移し、13回目を迎える今年は三浦海岸に移りさらに進化を続ける。過去に小田和正、スキマスイッチ、ゴスペラーズ、清水翔太、miwaなど名だたるアーティストも出演している。

音霊が三浦海岸に来る構想は数年前からあった!?

今日はよろしくお願いいたします。今年一番の大きな違いとして音霊はなぜ由比ヶ浜から三浦に移転したのでしょうか?動機や思いなどがあれば教えてください

クレイ勇輝:
逗子で音霊を始めた時からその思いは変わらず、「0から1を生み出したい」という気持ちが大きい例えば三浦市って聞いても僕は何もイメージはなかったんです。三崎って言えばマグロだけど、三浦には何もイメージがなかった。だめな意味でも0だし、良い意味でも0なんですよ。

外から見るとたしかにそう感じるかもしれませんね…いまいち特徴がないというか

クレイ勇輝:
一番の強みがあるとすれば「三浦海岸」っていう駅の名前。海岸っていうのが駅名についているって実はあんまりないんですよ。
だからもっともっとそれを活かしていくべきだし、電車も京急線っていう絞られた導線があるわけだから、やり方は色々とあると思う

なるほど…!

三浦海岸という土地にすごく良い可能性があるのにみんな困っていて、なかなかうまくいってないように見えるんです。
三浦海岸とか逗子って海もあるし勝手に観光客が来るから、それに慣れちゃって、何かやろうとしてもすごくクローズドなコミュニティになっちゃっているんですよね

三浦に来ることはいつごろから考えていましたか?

クレイ勇輝:
色んな海岸を長年見て回っていたので、頭にはずっとありましたよ
逗子の頃から逗子がベストとは限らないと思っていなかったので!

メディアで「逗子を追い出された」とよく言われますが、逗子でのライブが禁止になる前から由比ヶ浜に移ったんです。ずっとベストな場所を探してただけで

それは初めて知りました!

クレイ勇輝:
だいたいなんとなく政治の流れとかでわかるんですよ。選挙のタイミングとかで「ビーチが使えなくなる」とか変わるんですよ
由比ヶ浜はそんなことはなかったんですけど、色々と三浦海岸に向けて準備を進めた上でこのタイミングでした

あとはやっぱり三浦海岸は浜辺が広いし、人がいないっていいうのがすごいチャンスで、この場所にカルチャーを作れるっていうのが良い

でもカルチャーっていうのはすぐできるものじゃなくて、街を含めて、我慢して年数かけて我慢した先にカルチャーがある
それぐらい根気よくやれる街、やってくれる街っていうところでやりたかった


(音霊というカルチャーを作り上げたクレイさん自身も、連日熱いライブを披露している)

そう言えば、音霊のスタッフの方々がみんなで歌っているのを見かけたのですが、あれはスタッフの伝統なんですか?

クレイ勇輝:
あれもカルチャーの話とつながってくるんだけど、基本うちの社員ってみんなすごい硬いんですよ(笑)
でもやっぱりお客さんに思い出をつくってもらっていう意味で、恥ずかしがろうがなんだろうが、決め事を一つ作って夏はやりきってほしいっていう思いがあって。それで歌をやり始めたんですよね

すごく印象に残りました!

クレイ勇輝:
音霊に来て「誰を見に行く」のではなく、「音霊にいつ行こうかな」って思ってもらいたい。それが音霊の文化となっていったらいいなって
曲は何でもよいですが、そういうキッカケを作っていくってのが大事だと思う


(ライブ終わりにスタッフがハイタッチで見送るなども行っている)

借金2億!?音霊の運営は辛さの連続

カルチャー作りは時間がかかるというお話ですが、音霊も10年以上続いていますよね?辛い時期などあったのでしょうか?

クレイ勇輝:
辛い時期しかないです(笑)
24歳のとき、大学を出て会社を作って…。なので、やっぱりお金が大変ですね。すごい借金も抱えたし
そのとき7000万も借金があったんですよ

7000万円!?

クレイ勇輝:
借金はあったけど、ギリギリのとこで周りから助けられて、なんとか立ち直して…キマグレンはそのときくらいから始めました
で、キマグレンでデビューして、それが勢いが上手く乗れたのですが、震災の影響もあり、2億の借金を抱えて…

えぇ!?2億!!!

由比ヶ浜から三浦海岸に移って客層などは変わったのか?

由比ヶ浜に比べたら、地元の人の種類も客足も多少変化があったのだはないかと思うのですが、そのあたりいかがでしょうか?

クレイ勇輝:
由比ヶ浜は若い人が多く、海に飲みに来てくれる人が多いんですよ、横丁に飲みに来ている感覚というか、居酒屋に来ている感じなんですよね
でも僕らは居酒屋じゃなくてファミレスみたいなことがやりたくて。
でも由比ヶ浜には飲みに来ているお客さんが多いから、目指しているものが違うっていうギャップはありましたね

音霊やキマグレンのファンは若い人が多そうですよね

クレイ勇輝:
いや、基本は10代とか20代前半とか来ない。だいたい30代〜40代が多いんじゃないですか
けっこう世間との見られ方のギャップがすごいあるんですよ。「パーティー野郎!」とか言われるんだけど、いやいやいやパーティー系の曲なんて何も入ってないよっていう(笑)

それは意外でした!

クレイ勇輝:
でも必然的にこういう環境を選ぶのがアーティストだって思うんですよ
ちびっこが親と一緒に見て、また次のライブも来てくれる。そういう風な流れを打ち出しているわけじゃないんだけど、13年間ずっとそれでやってきてますね

地元の方との交流も!

三浦市で印象に残っていること何か今年の音霊で印象深い出来ことありますか?

クレイ勇輝:
雨が多いことですね(笑)
でも、雨が多いからこそ音霊は正解だなって思う部分もあって、音霊のお客さんは海水浴客ではないから、
そういう意味では三浦海岸で音霊がしっかり根付いていけるように頑張ろうって思ったんです

三浦市でよく行った場所などありますか?

クレイ勇輝:
三浦縦貫道路を降りて三浦海岸までの途中にミニストップがあるじゃないですか?
そこでソフトクリームとアイスコーヒーをほぼ毎日朝ごはんで食べてましたよ
店員とめちゃくちゃ仲良くなって、お店に行くと「あら?」みたいに言われて、「今日は多く盛っておいたよ」みたいな(笑)

地元の方との交流もしてたんですね(笑)

クレイ勇輝:
そこのミニストップの人たちはみんな僕のこと知っていると思いますよ
あのあたり夕焼けめっちゃキレイなんで、窓開けて帰りにもソフトクリームとアイスコーヒー買って…ソフトクリーム食べているおじさんですよ(笑)

カルチャーを作っていくのは自分自身

地元に昔から住んでる方は音楽に疎い人もいるかもしれません。音霊を根付かせるに当たってそのあたりはどう思いますか?

クレイ勇輝:
音楽に疎くてもいいんじゃないですか? 自分達のやっている音楽って幅広いという面もあるので
この前サイン会したんですよ
そうしたら地元の高校生の男の子が、「ここから5分くらいのところに住んでいるんです!来年も音霊よろしくお願いいたします!」て

僕は地元の人が全員来てくれなくてもいいし、全員が好きでいてくれなくても構わない
ただそこに僕らがいて、生きていく中のタイミングで「最近元気ないし、音霊行って元気になろかな」って思ってくれたらうれしい
だからその時々でいいんじゃないって思うんです

私は地元が三浦市なので、音霊が三浦市に来てくれることは本当にありがたいです!

クレイ勇輝:
やるからには街興しをしたいなって思っています。商店街には僕自身やアーティスト友達と行きたくなるようなお店を3~5年以内に増やしていきたい

音霊をやることがゴールではなく、それによって街全体が元気になる
だからこそ僕らがここにいて、「音霊がここに来てよかったね」と言われるように作っていきたい。待つんじゃなくて作っていく!


(クレイさんによってこの街がどう変わっていくのか非常に楽しみです!)

地元民としてはこんなにうれしい言葉はありません!来年も三浦市でやることを期待して良いのでしょうか?

クレイ勇輝:
毎年どこでやるにしても骨をうずめる覚悟でやっているつもりなんです。気持ちが入りこむタイプだから、PTAとかにも入り込んで話したりもするし

それでもだめだったら駄目かなって。やってみたら地域の人たちに嫌々協力してもらっていたとかは嫌。
多分、今年はそんなに評判は悪くないはずだと思っていますがどうでしょうか?

もちろんかなり評判良いですよ!!

クレイ勇輝:
ありがとうございます!

インタビューを終えて

インタビューをしていく中で、クレイさんの音楽の捉え方や音楽を通して地域貢献をしていきたい思い、文化を作っていく難しさを感じることができました。
情熱的な心をもったクレイさんが運営する、これからの三浦海岸での音霊がますます楽しみになりました。

満員で中には入れなかったお客様は外で音漏れを聞く人もいるほどです!それをファンの中では「外霊」と言われているようです。「これはファンが作った言葉なんですよ」と素敵な笑顔で語ってくださいました。音霊のカルチャーの素晴らしさを言葉の端々から感じとることができました。

今年の三浦海岸の夏は9月10日(日)までです。どの日にちも間違いなく盛り上がるので、三浦海岸に足を運んでください!!

音霊の今後のクレイさんオススメの公演はこちら!!

8月25日

9月10日(日) (最終日)

URL

■Twitter

音霊:@OTODAMA_OTODAMA クレイ勇輝:@KIMAKUREI ■ホームページ

音霊クレイ勇輝