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2018年04月29日 日曜日 9時00分被写体、風景、出版社も全て三浦市の写真集「南端」が発売!!
目次
被写体、風景、出版社も全て三浦。
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(写真家 有高唯之が撮る三浦の人びとを、最高級の印刷技術で写真集をつくる!より)
5月4日に三浦を舞台とした写真集である「南端」が出版される。写真家の有高唯之さんが神奈川県の南端に位置する三浦市で、「ここに生きる人たち」をテーマに、写真を撮り続け、それが写真集となった。
出版を三浦市唯一の出版社であるアタシ社が担当している。つまり被写体、風景、出版社と全てが三浦市に関わっている本なのである。
写真家 / 有高唯之
(有高唯之オフィシャルサイトより)
石川県出身 名古屋、広島、新潟、東京育ち 逗子在住
ポートレートを主に、1998年からAWTTCH、Barfout、BRUTUSどのカルチャー誌で活躍し、広告、CDジャケットなど様々な媒体で国内外のミュージシャンやアーティスト、俳優、女優、財界人。政治家などを撮影している。
『港町にいるとなぜか気持ちが落ち着く自分がいて、東京から逗子に拠点を移してからは三浦半島最南端の三崎へ頻繁に出向くようになった。
この街にはいまの時代にありがちな無機質な街とは真逆の風情がある。
(中略)この地の人と一緒に飯を食い、酒を飲んだりしていくうちに、地元の人も知らないような作家たちとも出会い、撮影を続けてきた。
ファインダー越しに見た地元を愛する彼等の眼ざしは、いまの時代を写すとともに未来を考えさせてくれる何かを感じた。
まさに彼らは、「ここに生きる人」。』
(『南端』あとがきより)
個人的に、「未来を考えさせてくれる何か」という言葉に目が留まった。
実のところ、僕は三浦に導かれるように引っ越してきた移住者だ。
もしかしたらその何かに導かれて、三浦に引越してきたのかもしれない。
そう考えるとこれから「ここに生きる人」として、この写真集の発売が楽しみで仕方がない。
有高さんが撮影した写真は先月に三崎で行われた「下町ワンダートリップ」というイベントで拝見した。三浦市の昔ながらの風景とハーフモデルのマッチングが独特な雰囲気があり、興味を惹かれる写真ばかりだった。
また、2016年三崎にて行われた「三浦の人びと展」では、一次産業に従事する方を中心に全作品の写真を担当されていた。写真集「南端」は、この「三浦の人びと展」展示写真の書籍化であり、有高さん初の写真集なのだ。
アタシ社、新刊出します!
写真家 有高唯之さんの三浦市に住む「今まさにここに生きる」人を写したポートレイト写真集「南端」。
5/4発売!小さい出版社だからこそできる、ハイスペック本を刊行します。本文オールヴァンヌーボ、モノクロトリプルトーン。お楽しみに! pic.twitter.com/8KmPPqddGW— ミネシンゴ《髪とアタシ》 (@mineshingo) 2018年4月15日
出版を担当するアタシ社は、ミネシンゴさんと三根かよこさんの夫婦で運営している三浦市唯一の出版社だ。代表のミネシンゴさんは、美容師として働いた後、リクルートの美容事業の営業をなどを経て独立。編集者として働きつつ、人気バンドであるクリープハイプの「もうすぐ着くから待っててね」「イト」などの写真も担当している。
本日、日が暮れるまで開けています。
最高の季節、三崎。
新しい本も続々入荷してますー! pic.twitter.com/pEqCPLYBbK— 本と屯 (@hontotamuro) 2018年4月21日
アタシ社では三崎の商店街に蔵書室「本と屯」をオープンしており、3000冊以上の蔵書をいつでも、誰でも無料で読むことができるようになっている。以前に本と屯を訪れたことがあるのだが、船具店を改装した店内に様々な本が置いてあり、なんとも心落ち着く不思議な空間であった。
【5月2日まで】クラウドファンディングを実施中!!
(写真家 有高唯之が撮る三浦の人びとを、最高級の印刷技術で写真集をつくる!より)
そして、この写真集の出版は、写真家 有高唯之が撮る三浦の人びとを、最高級の印刷技術で写真集をつくる!と題し、クラウドファンディングを活用している。
※ クラウドファンディングとはクリエイターや起業家などが資金をインターネットを通じて集める仕組み。支援者はお金の援助の代わりに様々なリターンを得ることができる。
アタシ社新刊「南端」
《クラウドファンディング始めました》
本文全部ヴァンヌーボ、モノクロ印刷トリプルトーン、とものとしてもおもしろい写真集を作っています!
4/29-5/20まで、三崎で写真展も開催します!応援よろしくお願いします📣https://t.co/4wVsg5DPWL#CAMPFIREチャレンジ— ミネシンゴ《髪とアタシ》 (@mineshingo) 2018年4月18日
このプロジェクトでは、より多くの人に写真集「南端」を知ってもらうことが目的だ。支援者には写真集とポストカードが贈呈される。
なお、ポストカードには以前記事でも紹介した「かもめ児童合唱団」の名曲1曲をダウンロードできるQRコードもついている。
他にも、金額に応じてオリジナルグッズをもらえたり、ミネシンゴさんとの三浦観光ツアーに参加することができる。クラウドファンディングの実施は5月2日までで、5000円から支援することができるので、少しでも興味がある方はパトロンとして応援してみてはいかがだろうか。
「南端」の発行にともない、三崎の商店街で本日より写真展を開催。
写真集発売に伴い、三崎の商店街で写真展と展示レセプションパーティが行われる。クラウドファンディングで集めた資金は、この展示会の資金としても使われるそうだ。
写真展の開催場所などの情報
■会場:miura film commission
神奈川県三浦市三崎1-10-12
■会期:4/29(日)~5/20(日)
■開場時間:12:00~19:00
■定休日:火曜日
■展示会の詳細は「本と屯」Twitterアカウントでお知らせ
展示レセプションパーティ
■会場:miura film commission (同上)
■日時 5/3(木祝)15:00~19:00
三浦の美味しい料理とお酒が提供される。なお、クラウドファンディングの支援者は全員レセプションパーティに無料で招待される。
※通常参加料は¥1000
リンク
・アタシ社
・有高唯之オフィシャルサイト
・「本と屯」Twitterアカウント
・『南端』展示レセプションパーティFacebookページ