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市民コラム

2018年03月27日 火曜日 17時00分【コラム】三浦の神様が作られた移住のシナリオ (寄稿者:林 信夫)

<寄稿者:林 信夫 65歳 男性>

2015年末、大腿骨骨折の大怪我で緊急入院していた妻が退院することになった。まだ歩くのは無理で自宅でリハビリを続けるが、横浜の自宅は急坂の頂上にあり家も狭く車椅子での生活は完全に無理だった。思い切って引っ越すことにしたが、簡単な話でない。絶対条件は即入居可のバリアフリー住宅。さらに自宅売却額で購入できる価格で、通院のため駅至近。依頼した不動産業者もあきれる身勝手な条件であった。

そんな時、妻のなにげない一言、
「昔、三浦に行ったときに建設中のバリアフリーマンションがあったわね。あんな所が見つかればいいけど。」
私も思い出した。十年ほど前、大根畑を抜けた三崎口駅の近くに建設中だった。

当時ウォーキングが趣味の元気な私たちにはバリアフリーなど全く無縁だと思った記憶がある。一応ネットで検索してみるとそのマンションは健在で評判もいい。さらについ最近売りに出ている部屋があり、なんと価格も希望に近い! いきなり引越し先の最優先候補に。実はそれまで候補は一か所もなかった。即日現地に出向き物件と生活環境を確認し、年末年始にもかかわらず不動産業者を動かして話を進めた。横浜の家を売る手続きなどもあり結局移住は2月にずれ込んだが、病院には事情を話して退院を伸ばした。

昔見たマンション建設現場は予定コースを間違えたための偶然の遭遇であった。そのバリアフリーマンションを今思い出したこと、建物内外の仕様が希望通りだったこと、部屋は最上階で明るくリビングから大きく富士山を望め、しかも売り主は別荘として使っていたのでほとんど傷んでいないこと、ちょうど探し始めた時期に希望価格で売りに出されたこと、駅から徒歩3分で通院に便利なこと、私がパート勤務していた職場のチェーン店が近くにあり転勤できたこと、などなど信じられないことに希望以上の条件で満たされている。なによりも三浦半島は私たち夫婦の大好きな土地である。お気に入りハイキングコースの武山や三浦富士がベランダから望め、何度でも行きたい三崎も手の届くところにある。

このようなすばらしい転居話だが、同時にここ以外に転居可能なところは見つからなかった。このでき過ぎた話は、三浦の神様が妻の怪我後の回復を思い十年さかのぼって作ってくれたシナリオなのかもしれない。何か運命的なものを感じた。しかし、神様に贔屓されるほど素行が良かった記憶は残念ながら思い当たらない。もしかしたら移住の地を与えてくれたのではなく、この三浦の地で何か使命を授かったのではないかと思ったりする。

何はともあれ、今年2月には私たち夫婦が三浦市に移住して3年目に突入した。もう新参者ではなく三浦市民の仲間入りをさせてもらったといってもいいだろう。

<了>

三浦海岸の河津桜を守るために

寄稿していただいた林信夫さんは曰く、
「三崎口駅裏の駐車場に続く河津桜の斜面には、毎日のように多くのゴミが捨てられます」
という現実があるようです。

林さんは週2,3度は三浦海岸前から三崎口までの河津桜コースの清掃をボランティアで行っています。それでもなかなかゴミは減らないのが現実のようです。
(林さんの活動は以下のFacebookページにてより詳しく知ることができます)

三崎口駅前美化大作戦!
https://www.facebook.com/clean.misakiguchi/

こういった活動をされている方のおかげで、河津桜をより安心して見られているのだと思います。ですので、もし実際にゴミを捨てている方を見かけたら、注意をするなどして少しずつ改善していければいいなと思いました。ご協力よろしくお願いいたします。

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