2017年12月16日

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三浦新聞

特集記事

2017年11月08日 水曜日 10時49分真珠養殖の発祥の地は三浦市だった!

三浦新聞アンバサダー・ライターの鈴木珠友です。

私は油壺マリンパークで行われた「三浦産アコヤガイ真珠づくり体験」に行ってきました。

水族館で真珠づくり!? 油壺マリンパークの三浦産アコヤガイ真珠づくり体験に行ってみた

そこで初めて知ったのですが、三浦市がなんと真珠養殖の発祥の地だったのです!それを知ったときは驚きました。自分が住んでいる地元にそんな歴史があったなんて…!

そこで今日はそんな三浦で育てられた「三浦真珠」の歴史を調べたので、紹介したいと思います。

真珠との出会い

東京大学三崎臨海実験所から始まった

真珠といったら、ネックレスやイヤリングなどアクセサリーに使われている、まん丸の形を思い浮かべますよね。しかし、球形を作ることは難しく、私たちがイメージする綺麗な真珠が誕生した歴史を探るには、1890年(明治23年)までさかのぼります。

養殖真円真珠発明は、世界で最も歴史の古い臨海実験所の一つである、東大三崎臨海実験所(現在の東京大学大学院理化学系研究科附属臨海実験所)が深く関わっています。初代所長である箕作佳吉(みつくりかきち)教授が内国勧業博覧会にて、「真珠のミキモト」として有名な株式会社ミキモトの創設者である御木本幸吉(みきもとこうきち)氏が出品していたアコヤガイの標本に目を留めて、真珠養殖の助言をしたことにはじまります。

1980年(明治41年)に入ると、真珠養殖研究を大学の事業としてスタートします。実験として淡路の福良から真珠貝1万2千個を運搬して三浦市油壺に放ち、核入れ手術をはじめました。その後、海中に吊り下げて飼育する方法も確立し、油壺は真珠養殖として記念すべき場所となりました!

その後、御木本氏は故郷の三重県志摩地方で真珠養殖を一大産業として発展させていきました。三浦真珠は産業として注目されましたが、残念ながら本格的に定着することはありませんでした。

「三浦真珠」再生へ

三浦産アコヤガイを増やす取り組み

2013年(平成25年)10月に、東大三崎臨海研究所がみうら漁協の協力を得て、三浦真珠プロジェクトが始まりました。

先ず必要なのは、母貝となる三浦産アコヤガイを増やす取り組みです。小網城(こあじろ)湾周辺に生息する天然アコヤガイの生態調査をし、稚貝(赤ちゃんの貝)から育て、3年目の夏にようやく、核入れができる母貝になることができます。貝の成長に合わせてかごを変え、採苗で得た稚貝や核入れ前後の母貝などを、いかだに吊るし育てます。

とてつもない年月がかかっていることから、真珠の価値を理解することができますよね。現在、三浦市の小学校では、総合的な学習の時間に三浦真珠を教材とした授業が行われており、地元の魅力とともに貝から真珠ができる生命の神秘にも直接ふれることができて、とても羨ましく思います。

「三浦真珠」の歴史を体験しよう

調べてみて改めて三浦市が真珠養殖の発祥地であるということに驚きました。

こういった歴史を伝えていくためにも、マリンパークの「三浦産アコヤガイ真珠づくり体験」というイベントは続けていって欲しいですね!

今回は真珠づくり体験は大人気で満員になってしまいました…しかし、次回行われる際はぜひ養殖発祥の地の三浦市に来て、真珠づくりを体験してみてください!

施設紹介

京急油壺マリンパーク

〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1082

■電話番号
046-880-0152

■営業時間
9:00~17:00

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