イベント
2017年10月02日 月曜日 17時54分星空の下で映画鑑賞!城ヶ島で開催された「星降る町の映画祭」が素敵だった
9月30日(土)に城ヶ島で星降る町の映画祭 with CINEMA CARAVANというイベントが開催された。
このイベントは海が見える公園にスクリーンを置いて、星空の下で映画鑑賞をするというものだ。なんと映画はすべてオリジナルの新作であるというから驚きだ。
このイベントは「逗子海岸映画祭」などを主催しているCINEMA CARAVANが中心となって開催された。
会場は城ヶ島公園を利用して行われる。城ヶ島公園は北原白秋の詩碑や馬の背洞門、城ヶ島灯台などもあり、芝生がキレイでピクニックなどにも普段からよく利用されている場所だ。
映画のスケジュールは以下のようになっている。他にも午前中はスタンプラリーやプリント体験、監督のトークショーなどが行われており、一日中楽しめるイベントとなっていた。
■17:00〜18:00
シネマキャラバン
城ヶ島映像&サンセットライブ
■18:00〜18:15
オープニングセレモニー
■18:25〜18:55
巣鴨救急2030
■19:15〜20:00
浅草スマイル
■20:20〜20:50
大津 city 今恋心
今日はその映画祭に行ってきた様子を書いていきたいと思う。
星降る町の映画祭 with CINEMA CARAVANに行ってきた
会場に行ってみて驚いた。普段の芝生が敷き詰められただけの城ヶ島公園とはまったく違い、大きなスクリーンや小屋が設営されており、まったく別世界の雰囲気なのだ。うおぉ…予想以上の規模だ…すごい!!
フードやドリンクなども販売しており、三浦市のお店であるくろば亭や南風コーヒー、そして食彩ネットワークなどがこのイベントに協力して店舗を出しているようだ。
このイベント自体が三浦市や城ヶ島の地元の方々や、ボランティアスタッフの協力もあり、成り立っているという話しだ。
くろば亭さんでは、なんと「海賊汁」が無料で配布されていた。味は豚汁に近い感じであるが、豚肉の代わりにマグロの肉が豊富に入っておりさっぱりとして美味しい。この海賊汁が無料だなんて最高だ…!
来場客が予想以上に多かったのか、16時に僕が行ったときにはすでにミサキドーナツなどは売り切れていた。そして海賊汁もかなり盛況で行列が出来ており17時くらいには売り切れていた。
あとで知ったのだが、夜の18時ごろには来場者はなんと1000人を超えるほどの大盛況であったようだ。城ヶ島の人口が約500人ほどなので、これは驚くべき数だ。
喫煙所もおしゃれだし、休憩に使用できる映画の小屋というのも用意されていた。この一日のために設営されていたと考えるとすごい労力だ。もうずっと公園に置いてあっても良いんじゃないかってくらいクオリティが高い。
(この日は天気もよく城ヶ島見られる景色もキレイだった)
会場をしばらくウロウロと歩き回り、日も暮れてきた頃に映画祭は始まった。冒頭で書いたように、映画はすべてこの日のために撮り下ろしたオリジナル作品だというから驚きだ。
「浅草スマイル」 : 林隆行 監督
「巣鴨救急 2030」 : 高島優毅 監督
「大津 city 今恋心」 : 太田信吾 監督
映画の前に主催のCINEMA CARAVANが作成した映像が流される。この映像は今まで旅をしてきた各地の映像がまとめられており、更に旅を続けるごとにどんどんと映像が追加されていくとのことだ。これからも進化していく作品なのだ。
映像に合わせてバックバンドが生で演奏するという演出もものすごくよかった。生の演奏は迫力があるし、なにより自然溢れる城ヶ島の海辺でライブ音楽が聴けるなんて、ものすごく贅沢な時間だ。
三浦市のお祭りの映像や、城ヶ島の住民へのインタビューした風景なども流された。この数十分の短い映像の中を作るために、撮影やインタビューをしたと考えると、映像作りに対する情熱と丁寧さが伝わってきて感動した。そして地元の人に対する敬意がすごく感じられた。
芝生に座って海辺で潮風を感じながら見る映像はなんとも心地よい時間だった。
家族連れ、カップル、友人同士…たくさんの人が来ており、その誰もがワクワクとした顔で映像に釘付けになっていた。
夜になっても客足は衰えず、映画の上映時間が近づくにつれてどんどんと来場者は増えていくようだった。マグロ切符を持っている人も多く見かけ、都内などから来ている人も多いようだった。それほど注目度の高いイベントだったのだろう。
映画「浅草スマイル」
今どき珍しい夫婦漫才。売れなくて売れなくて、売れたくて売れたくて…夫が何かを思いついたときの表情がよかった。妻が舞台上で必死の笑顔から驚いて惚けて涙目になって我に返って満面の笑みになるところも。監督が挨拶で感極まってて微笑ましかった♪#星降る街の映画祭— あさを (@asa277772) 2017年9月30日
巣鴨救急2030はブラックユーモアって感じで笑いどころ多かったけど最後ちょっと怖っ!てなりました。
浅草スマイルは逆にお笑いをテーマにしているのに笑う要素を封印してる不思議なヒューマンドラマみたいな感じでした。#星降る町の映画祭— みなみなほ (@minaminaho) 2017年9月30日
「巣鴨救急2030」観劇しました。もしかしたらあるかも…(笑)と思ってしまう近々未来SFコメディ。とても面白かったです。鈴木さんの歩笑夢アニキの生死やいかに! #星降る町の映画祭
— ままま (@tomatina_m) 2017年9月30日
本日、星降る町の映画祭にて短編映画『大津city今恋心』初公開でした。最高の空間。自然。料理。空気、人々。映画を観ること、作ること、そして共有すること、上映すること、その醍醐味。あの空間を作ってくださった皆さんに感謝します。本当にありがとうございます!#星降る町の映画祭 pic.twitter.com/D3GnXuITwg
— ShingoOta 太田信吾 (@shingo_ota) 2017年9月30日
星降る町の映画祭。
「浅草スマイル」は林監督の『映画がすき』っていう愛がつまってた。#星降る町の映画祭 #浅草スマイル #城ヶ島公園 #林監督— Hiyama Nanako (@nyanapara) 2017年10月1日
映画祭は三浦市の新しい目玉になりそう
夜空の下で大画面スクリーンでみる映像は迫力があるし、芝生の上で心地よい潮風を感じながら贅沢な時間を過ごせた。
会場自体もすごかったが、CINEMA CARAVANが作成した映像の中で「三浦市に対する敬意」のようなものを感じ、出身者としてはものすごくうれしかったし、心に残るものがあった。
このイベント自体は今後も城ヶ島で定期的にやっていくようだ。今後さらに大きくなっていきそうな星降る町の映画祭に注目していきたい。
関連リンク
公式ホームページ:https://star-cinema-festival.com/
Twitter:https://twitter.com/zushifilmfes
Facebook:https://www.facebook.com/zushifilmfes/
逗子海岸映画祭:https://zushifilm.com/